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小松市のアンティークショップ〈ANTWARP〉に聞く、古民家のアップグレード法

使われなくなった古民家や町家を、現代のライフスタイルに合わせて〈住み継がれる家〉へとリノベーションするのは、いまや家づくりのひとつの形。

そういった古いお家を、素敵にアップグレードするにはどうしたら良いのか。

今回は、滝本さん夫妻が経営する小松市の『ANTWARP』にお邪魔して、アンティークと古民家との相性や、住まいにアンティークを取り入れるコツなどを聞いてみました。

こちらはお店の正面。

見ての通り『ANTWARP』自身も、築80年の町家をリノベーションした店舗となっています。

和のエッセンスを残しつつ、アンティークがもつ洋の風合いを取り入れた素敵な佇まい。2階はご夫婦の住まいとなっています。

う〜ん、こんな家に住めるなんて羨ましい!

『ANTWARP』の店内。

お店の中に入ると一転して、ヨーロッパやアメリカで買い付けたという西洋アンティークに囲まれたシャビーシックな空間に。

ご主人の勢十さんが内装にこだわり、ほとんどの場所をDIYで作り上げたそうです。

アパレルのコーナーも。

店内の一角ではレディースと子供服を中心に、奥さまの智香さんがセレクトした洋服も販売しています。

こちらが滝本さん夫妻。

オーナーであるご主人の勢十さんは、アンティーク家具を使った店舗や住宅の空間コーディネーター、そして結婚式場のデコレーターとしても活躍されています。

ちなみにおふたりの出会いもアンティークがきっかけ。

アパレルのお店を経営していた智香さんが家具を探していたときに、当時アンティーク家具の委託販売をしていた勢十さんに声をかけたのが始まりなんだそう。いい話ですね〜。

それでは早速、古民家とアンティークの相性について聞いてみましょう!

和室にシャンデリアを下げれば、文明開化の音がする

そもそも古民家とアンティークって合うものなんですか?

もちろん合いますよ!両方とも作られた年代が近いですし、素材の質感も似てるじゃないですか。

たしかにそうですね!

「アンティークが似合うような家じゃないから」という方は多いですが、使い方によってアンティークはどんな空間にもフィットすると思います。

たとえばおふたりなら、古民家にどういうものを取り入れますか?

和室にシャンデリアを飾って大正ロマンっぽい雰囲気にしたり、大広間に重厚なソファを置いて和洋折衷にしたり。砂壁にアンティークの鏡や額縁をかけてもいいですね。

ゴージャスなシャンデリア。

「天井、目線、床下のそれぞれに一定のボリュームがあって、そのバランスが取れていること」が空間づくりの秘訣とも話す勢十さん。

シャンデリアは寂しくなりがちな天井付近の空間にボリュームを与え、ゴージャスな雰囲気を演出してくれる、実用性の高いアイテムでもあるそうです。

リノベーションのさいに思い切って、アンティーク仕様にするのも手だと思います。

うちの場合は、壁をあえて色ムラや凹凸のある感じに塗り替えて、ドアもアンティークに変えました。ドアとか壁って建物や空間の印象をガラッと変えてくれるんですよ。

〈ANTWARP〉では、店舗と住居の仕切りにアンティークのドアを活用。

古い質感のものをリノベーションの素材として活用するアイデアは、古民家をアップグレードするさいのヒントにもなりそうです。

こちらは滝本さん夫妻が普段生活するリビングの様子。

ダイニングテーブルはヘリンボーンの天板に、一本ずつ違った脚を取り付けた完全オリジナル。そこにはさまざまなデザインの椅子が並べられています。

新しいものと古いもの、デザインが異なるものがミックスした空間には、ちょっとくらい散らかっていても気にならないというメリットもあるんです。

子供のおもちゃが散乱していてもカモフラ的な感じでね(笑)

ほかにも既製品の大きな本棚にアンティークの書棚を組み込んだりと、実際の暮らしにもアンティークをふんだんに取り入れている滝本さん夫妻。そんなおふたりにアンティーク家具を上手に取り入れるコツを聞いてみました。

空間づくりはソファ選びから始まる

住まいにアンティーク家具を取り入れるコツを教えてください!

空間づくりのスタートは〈ソファ〉選びから始まると考えていて。主役となる家具を決めて、それを軸に構成していけば、部屋全体に統一感が生まれると思うんです。

私が以前経営していたお店も、一目惚れして購入したアンティークのソファを軸に、そこから主人にコーディネートしてもらったんです。

あとアンティーク色をより強くしたい方は、カーテンなどの面積が大きなものを取り入れるのもありですね。

すべてをアンティークで揃える必要はないんですね。

そうそう。お金もかかりますし、目に止まる場所や空間に上手に配置すれば、モダンな家具とのミックスでもそれらしい雰囲気になるんですよ。

存在感のあるレザーのソファは経年変化も楽しい。

イスも大事だよねぇ。

うんうん。フォルムはベーシックだけど、素材の質感に朽ちた美しさがあるものとか。最初はシンプルなものを取り入れると空間にもマッチしやすいかも。

存在感のあるイスは、部屋の隅に置くだけでおしゃれなインテリアになるんですよ。

ひとつひとつに味のあるチェア。

ちなみにアンティークと相性の良いアイテムってありますか?

ドライフラワーですね。天井から吊り下げたり、ちょこんと置いてみたり。なにか物足りないと思っても、ドライフラワーを飾るだけで成立することは結構あります。

金額的にも取り入れやすそうですね!

アンティークの鏡もおすすめかな。トイレに取り付けるだけで雰囲気がガラッと変わるし、実用的なので女性の方に人気があるんです。

アンティーク初心者はまずは鏡からトライ。

いかがでしたでしょうか?

ともに長い年月を過ごしてきた古民家とアンティーク。古き良きものを愛する暮らしを目指して。アンティーク家具を上手に活用した、理想の空間を手に入れてみませんか?

ANTWARP

アントワープ
石川県小松市龍助町26
TEL.0761-27-5797
営業時間/11:00~18:00
定休日/火曜、水曜日
駐車場/3台
※こちらの情報は取材時点のものです。

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