
日本の家族の原風景がここにある。住宅会社の営業マンが建てた「仕切りのない家」
こんにちは、りくつな家編集部です。今、この記事を読んでいる方の中には「はじめての家づくり」に向けて、情報収集をしている方も多いかと思います。初めての経験で分からないことばかりだけど、絶対に失敗も後悔もしたくない。その気持ち、よ〜く分かります。
そんなときはプロの意見を参考にするのもひとつの手。
そこで今回は、りくつな家の好評シリーズ「住宅会社の営業マンが建てた家」の第3弾として、失敗しない家づくりでおなじみ〈アントール〉の営業マンでもある田中さんが建てたご自宅を拝見させていただきました。
住宅のプロが暮らす、こだわりの家を拝見!

ガルバリウムと木のコントラストが映えるモダンな外観。片流れ屋根のシンプルなデザインも素敵ですね。
ちょっと変わっているのが上下一列に連続する窓の存在。一体どんな意味があるのでしょうか?

今、私が立っているのは土間玄関。
LDKはもちろん和室や二階に上がる階段まで仕切りがなく、とても開放的な空間となっています。まるで映画やドラマに出てくるようなオシャレなお家ですね〜。

こちらは玄関の奥から見た景色。広々とした玄関土間の一角に、小上がりの和室があります。
これがまた玄関から腰掛けられる高さに設置することで、そのままベンチとしても使うことができるという優れもの。ちょっとした来客時にはその場でお茶を出せるなど、なにかと重宝しそうです。
さらに和室の壁が仕切りの役目を果たしているので、急なお客さんが来ても慌てて部屋を片付けずに済むというメリットも。ちなみに玄関には、隣で暮らす両親の家に直接アクセスできる扉が設けられています。

家族のつながりを感じる吹き抜け空間。
それでは家主であり〈アントール〉の営業マンでもある田中さんに、こだわりポイントを聞いてみましょう。
それにしても開放感があって、素敵な空間ですね〜。
ありがとうございます。どこの部屋にいても家族の気配が感じられるようなオープンな家にしたくて、仕切りの数を最小限に抑えているんですよ。
たしかに、玄関から和室、リビング、ダイニングまで仕切りがありませんね。
一階に扉があるのはトイレと脱衣室だけになります。
だからこんなに開放的なんですね。しかもリビングには吹き抜け空間まで!
住宅街の角地ということで外からの視線が気になって、防犯的にも一階のリビングに大きな窓をつけられなかったんです。
ふむふむ。
それもあって閉塞感なく暮らせる「吹き抜け」の設置は絶対条件でした。

吹き抜けの窓から降り注ぐ自然の光のおかげで、リビングがとても明るく感じます。
大きな窓を設置できない分、高窓(ハイサイドライト)の数と配置にはこだわりました。
1、2、3、4…14枚もあるんですか!
高い角度からの採光によって、部屋の奥まで効率的に光を取り込めるのがポイント。ソファからは空を眺めることもできるし、かなり満足しています。

3Dデサイダーで「建てる前に建てる」を実現。
これは田中さんのアイデアなんですか?
そうですね。ただ、もともとは上下を分けずに縦長の窓を7枚設置する予定だったんですよ。
そうなんですか。
3D設計デサイダーで外観を見せてもらった時にしっくりこなくて、今の形に修正したんです。
なるほど〜。
平面や立面の2D図面では窓のイメージがなかなか掴めなかったので、3Dで確認できたのは良かったですね。ほかにも間取りの細かい部分や、天井の高さ、動線などを確認する時にも重宝しました。
家具の配置や使い勝手をシュミレーションできるのも大きいですよね。
そうですね。仕切りがない分、家具の配置が重要になるので、前もって空間を把握できたのは良かったです。

ちなみにこれだけ吹き抜けてると冬場は寒かったりしないんですか?
床暖房を入れてることもあって、冬場はほとんどエアコンを使わないですね。子供たちもシャツ一枚でいるくらい暖かいんです。
それでは2階に上がってみましょう!

子供の成長とともに変化するセカンドリビング。
こちらはセカンドリビングですね。木の風合いが生かされていて、気持ち良く過ごせそうです。
ありがとうございます。この空間は子供たちの遊び場や勉強スペースとして作ったんですよ。
素敵ですね〜。
二階には子供部屋もあるんですけど、上の子は中学生になるまで自分の部屋を使わなかったくらい居心地が良いみたいです。
一階のリビングと吹き抜けでつながっているので、会話もできそうですね。
できます、できます。
やっぱり子供たちが個室にいるのとセカンドリビングにいるのとでは、安心感が違うもんですか?
全然違いますね。部屋にこもっているよりも、こうしたオープンな空間にいてもらった方が、親としては安心できます。
ほどよい距離感って大事ですよね~。
たまに上からニンテンドーDSが降ってきたりしますけどね。
それは安心できないです(笑)

子供たちの成長を見守りながら、家族団らんできる住まいを手に入れた田中さん。
最新の3D設計で細かい要望まで再現したイマドキの家でありながら、広々とした土間玄関や仕切りのない間取りなど、どこか日本家屋の趣を感じる空間は、日本の家族の原風景を見ているようでした。
株式会社 アントール
[本店]
石川県七尾市上府中町ス8-1
TEL.0767-53-4311
フリーダイヤル/0120-87-3746
[金沢本社]
石川県金沢市森戸2丁目216番地
TEL.076-287-3746
フリーダイヤル/0120-87-3746
[金沢鞍月支店]
石川県金沢市近岡町101-1
TEL.076-201-8877
フリーダイヤル/0120-88-7714
[金沢南支店]
石川県金沢市光が丘3丁目255-1
TEL.076-225-3065
フリーダイヤル/0120-25-3065
ホームページ:https://www.antol.jp/